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続き2ページ目。クラウドリアルティの鬼頭社長に特別インタビュー!サービスについて教えて下さい!

ファンドの審査は自社で行っているのですか?

カレン
登記を確認したりなど…1つ1つ見ていくのは大変そうなイメージですが…
鬼頭 武嗣氏

もちろん情報収集などで一部外部の会社を活用したりすることもありますが、基本的には自社で情報を集めて審査を行っています。
証券会社が行う引受審査や証券取引所が行う上場審査のようなイメージです。

資金調達の際は、なるべく高リターンを得たい投資家と、なるべく低リターンを返したい起案者の間で利益が相反する部分もあります。
彼らの間に立つ立場として、細部まで見て将来のリスクとキャッシュフローを精緻に予測し、双方にとってフェアな条件を設定しないといけないという責任もありますので。
カレン
では、投資家はサービス提供者を全面的に信頼して投資をする形になりますか?
鬼頭 武嗣氏

もちろん弊社に対する信頼も必要だと感じていますけど、ここでソーシャルレンディングと比べて大きく違うのが、プロジェクトのタイプにもよりますが、基本的に弊社のサービスでは物件の詳細情報まで開示していく点です。

例えば、投資対象については〇〇区〇〇〇町の〇〇ビルです、というところまで開示していきます。
これまでJ-REITの有価証券届出書なんかも作っていたのですが、さすがにあそこまで分厚いものは作れませんが、それでもできる限り近い水準の開示をしたいと思っています。
カレン
一般のソーシャルレンディングサービスでは書かれていないし、書けない情報ですね。
鬼頭 武嗣氏
ファンドの中身をガラス張りにして見せ、最後には投資家が自分で判断して投資を行っていただくというのが基本的な思想になります。
カレン
どうしてそこまで透明度高く情報を出せるのでしょうか?

鬼頭 武嗣さん そこは、ソーシャルレンディングとは異なるスキームを取っているところが大きいですね。

あとはそれだけの情報を審査の過程で事前に収集していますので。

法律って利害が対立するものの間を調整するための仕組みだと思うんですけど、ソーシャルレンディングの場合、投資家保護のための金商法(金融商品取引法)と債務者保護のための貸金業法両方にまたがる形でスキームを組んでいるため、両者の対立する利害については現状債務者保護の方が優先されるという整理になっているはずです。


一方、弊社のサービスでは基本的には金商法のみをベースにしており、スキーム内の利害対立も最大限限定するよう整理・調整しています。
やや抽象的になってしまいましたが、こういった法律の解釈も時代と共に変わってもいきますので、行政機関とも密に連携しております。

また、日本だけでなく海外案件についても、複数の司法管轄・法律にまたがったスキームを組むことになりますので、これらの関係性を読み解いて、最適なスキームを組んでいくのが金融機関としての腕の見せ所かなと思っています。


カレン
なんと!!そんな違いも出てくるのですね!!
鬼頭 武嗣氏
投資家から見ると「不動産という裏付け資産がある金融商品に対する出資」という意味ではソーシャルレンディングと共通しているんですけど、不動産に関する事業そのものに対して投資をするのか、不動産を持っている中小企業に対する貸付に対して投資するのかという違いがあります。
カレン
こうして聞いていくと、全然性質が違ってくるのでどちらが良いのかを判断するのは投資家次第ということですね。

クラウドリアルティはどんな人に向いていますか?

鬼頭 武嗣さん ここまで聞いていると、仕組みとしてはすごく難しい話に聞こえてしまうかもしれないんですけど、そうではないんです。

まず「自分が何に投資をしているか?」という部分で言えばすごくクリアなんです。
投資対象がかなり見えるので、自分達で判断しやすいと思うんです。

不動産ですので、自宅から近いものだったら現地に行って見てもらってもいいと思います。

例えばマンションであれば、最寄駅から歩いて見に行って見て、そこに住んでいる人が生活の中で何を感じるのかといった事なんかも想像しながら見ていくと、よりリアルな判断ができるのではないかなと思っています。

なので、自分で判断したい人や、投資対象の中身に興味があるような人にとっては良いのかなと思います。


カレン
確かに、ソーシャルレンディングで一番モヤッとしてしまうのは、投資する先の情報が分からないという点だったりします。
鬼頭 武嗣氏

あとは、いわゆるクラウドファンディング的な良さ、言い換えると投資家と起案者の近さも活かしていきたいと思います。

誰がどう考え、資金調達しようとしているのか?その資金を使って何を行い、どういった形で投資家や社会に還元していくのか、といった背景を理解し、起案者やプロジェクトへのエンゲージメントを高めながら場合によっては投資ではなく起案者をサポートしたいという純粋な想いからも出資していただけるような世界観も含んだ市場を作りたいと思います。
カレン
確かに買い物をする時には、買うものが見えると安心しますね…!!
「応援したい気持ち」から出資をするという点では、寄付型クラウドファンディングにも通じるものがありますね。

なぜ不動産特化型のサービスなのでしょうか?

鬼頭 武嗣氏
単純に、私が不動産を好きだからです。(笑)
カレン
家業的なこともありますか?
鬼頭 武嗣氏
根底にはそれがあって、建築や不動産に絡むものなら何をやっても苦にならないと言いますか、仕事と思えないというか…
これだったら生涯無給で無休でもやっていける!と思えたので…!(笑)
カレン
ええ!!!そこまでお好きなんですね!!まさに天職ですね…!!
そこまで不動産をお好きな理由って何かありますか?
沢山あると思うんですけど、いくつか教えて欲しいです…!!

鬼頭 武嗣さん 1つは、実際にその空間を五感を使って体験できるという手触り感でしょうか。
動かす金額規模の割に、ヒューマンスケールに近くて非常に分かりやすいとも言えますね。

国内外どこの都市に行ってもそうなのですが、初めて行くところは時間と体力が許す限り興味が赴くままに歩き倒しますね。
車や電車に乗るとスケール感とか街の空気感がわからなくなるので、基本歩きです。

昔バックパッカーだったこともあり…昨年のエストニア出張の際にも、携帯を見たら毎日20kmくらい歩いていました。(笑)

あとは建築デザイン的な部分でもそうですし、ソフトの部分・・・例えばその不動産を使って何をするのか?という部分でも、クリエイティビティが発揮できて、世の中に二つとして同じものはない点も面白いと思っています。
不動産って世界中どこでもあるビジネスで、どこに行っても不動産村の人とはすぐに打ち解けて盛り上がれるところも好きですね。


クラウドリアルティは海外ファンドだけ取り扱うのでしょうか?

鬼頭 武嗣氏
日本のファンドもやっていこうと思っています。
先月、プレスリリースを出しまして中古マンションのリノベーションサービス、リノベる株式会社との業務提携を発表しまして、2017年1月以降には首都圏の区分マンションを第一号案件として、出資の募集を開始する予定です。

クラウドリアルティ 最新のお知らせ クラウドリアルティ 最新のお知らせより


カレン
では、国内も海外のファンドも取り扱っていく予定でしょうか?
鬼頭 武嗣氏
全世界の不動産を取り扱っていこうと思っています。
カレン
全世界!!それは楽しみですね。
ですが海外ファンドの場合、為替リスクが気になりますが…
鬼頭 武嗣氏
為替ヘッジも将来的には組み合わせていこうと思っていますが、現状ではまだ「為替ヘッジなし」対応になります。
カレン
日本円で投資をしても大丈夫でしょうか?
鬼頭 武嗣氏
基本的には日本円での投資になります。
bdcnt将来的には、ユーロやドルなんかでも投資・分配が出来るようにしていきたいとも考えています。
そのあたり色んなバリエーションを増やしていけたらとも思っています。
カレン
確かに、現状外貨で投資が出来るサービスは見たことがないので実施されたとしたら初になりますね!!
鬼頭 武嗣氏
そうですね。
海外に投資できるサービスというのもそんなに多くないと思います。
カレン
運用期間は平均してどの期間が中心ですか?

鬼頭 武嗣さん 一概に「これ!」とは言えないんですが…

運用期間に関しては資金調達をしたい方たちのニーズ次第というところがあるので、現状、募集しているエストニアのファンドでいうとブリッジローン、現地での借り替え用資金や、短期モノが多いので、大体1年くらいの期間で募集を出しています。

今度出す予定の国内ファンドでいうと、割と回転が速いマーケットですので、6ヶ月が目安として長くても1年で返済するような商品を想定しています。

勿論、中長期で不動産を運用するようなプロジェクトも行っていきたいと思っていますので、そういった案件はそれに合わせてファンドの運用期間も4年~5年…もっと長期もあると思います。


カレン
短期~長期まで、多様に取り扱いがあるという事でしょうか?
鬼頭 武嗣氏
それも資金調達をしたい方達がどういった内容の資金が必要なのか…次第になります。
カレン
海外ファンドは他、どんな国のファンドを扱っていくのでしょうか?
鬼頭 武嗣氏
今考えているのは進出済みのユーロ圏を中心に、近い将来アメリカやアジア諸国での案件も始められるようスキームの検討も進めています。
カレン
少しずつ世界中に範囲を広げていく感じですね…!!

クラウドリアルティ

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クラウドリアルティは、他ソーシャルレンディング業者とはサービスの仕組みが異なり、どちらかというとREIT(リート)に近い仕組みになっています。

このREITというのは、一体何なのか?どうして他サービスとは違う仕組みで、展開しているのか?
今回のインタビューでは、そのあたりの質問から、鬼頭社長の趣味やプライベートの話までなんでも質問しちゃいました!

鬼頭社長とのインタビューを通じて、まだまだソーシャルレンディング含め、投資型クラウドファンディングの世界の広がりを感じられると思います…!


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│ 記事投稿日 : 2017年1月24日  │ ブログのカテゴリ : インタビュー, クラウドリアルティ │ 

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