各ソーシャルレンディング業者の利回りを比較
ソーシャルレンディングはその高い利回りが魅力の金融商品です。
利回りとは何だろう?という話の前に、まず最初に各ソーシャルレンディング業者の数字を見比べていきましょう。
ソーシャルレンディング業者の利回り数値を比較 | |||
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サービス名 | 公式ページ | 運用利回り | |
maneo | 5.0~8.0% | ||
Owners Book(オーナーズブック) | 4.8%~14.5% (年換算) |
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Lucky Bank(ラッキーバンク) | 6.0%~10.0% | ||
SBIソーシャルレンディング | 3.5%(証券) 5.2~6.5%(不動産) |
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Crowd Bank(クラウドバンク) | 5.2% | ||
LCレンディング | 5.0~8.0% | ||
AQUSH(アクシュ) | 2.1%~ (不動産担保) |
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ガイアファンディング | 5.0%~ |
こうして比べてみると、全体の平均としては3%~10%くらいの数値ですね。
では、次にこの「利回り」とは何なのかを解説していきましょう。
どうして利回りが高いほうが良いのでしょうか?
利回りって何?
利回りとは、自分が投資したお金に対して、年間の利益がどれくらいあがるのかを表す数字です。
実はこの利回りを見ることで、投資する案件が良いのかそうでないのかを見極めることができるようになります!!
利回りの仕組みについて、簡単な例題を出してみましょう。
なので単純に考えてこの利回りの数字が高ければ高いほど、投資効率が良い優良な投資先だということです。
・・・そう、気づいちゃった方もいると思いますが、そう考えてみると銀行での定期預金はこの利回りが0.01%とかなので、ホントびっくりするくらい低いですよね。。。
つまり、大手であっても実は銀行は投資効率が非常ぉ~~~~~~~~に悪い、投資先なのです(笑)
100万円預けても、1年後には100万100円にしかならないので、利益(利回り)は100円!!!!
もう、チーン。。。って感じですよね。。。
利回りの計算方法
利回りは、投資額に対してどのくらい利益が上がるのか?を図るための指標です。
ではこの利回りはどのようにして計算すれば良いのでしょうか??
計算式で見てみましょう。
この計算式で、ソーシャルレンディングの利回り案件と銀行の定期預金での利益額を比べて見ましょう。
年利5%の投資案件と、定期預金(銀行)の利益額を比較 | |||||
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ソーシャルレンディング (年利5%) |
元金 | 利益額 | プラス分 | ||
\1,000,000 | \1,050,000 | +\50,000 | |||
定期預金 (年利0.01%) |
元金 | 利益額 | プラス分 | ||
\1,000,000 | \1,000,100 | +\100 |
比べなきゃ良かった・・・
と、思っちゃった人は銀行で定期預金をしている方ですね!w
ソーシャルレンディングの利回りは、5%で計算してみました。
まぁまぁ利益額の差が!ハンパねぇよ!!w
投資効率の話で言うと、ソーシャルレンディングの投資案件は非常に優良な投資先なんですね。
ソーシャルレンディングはどうして利回りが高いの?
そうなりますよね。
どうしてソーシャルレンディングの投資案件はそんなに利回りが高いのでしょうか。
その理由はズバリ・・・
です!
はーい、それは一体どういうことなのでしょうか。
そもそも、お金を借りる(借り手)側の信頼度が低ければ低いほど、貸出金利は低くなります。
ソーシャルレンディングでのお金を借りる(借り手)側というのは主に中小企業が中心となっています。
大手の企業より信頼度が低く、貸し倒れのリスクも高いので通常だと貸出金利は高くなります。
ですが、極端な言い方をするとソーシャルレンディング業者は貸出金利が高くても大丈夫なくらい、利益率の高い事業を行う会社に資金を貸しているのです。
貸出金利が高くても、それを十分に返済できるだけの利益を確保できる企業・事業に資金を貸している。
だからこそソーシャルレンディングの利回りを高くすることが出来るのです。
金融機関側等(今回の場合だとソーシャルレンディングの運営会社)が融資する時の金利のこと
どうやって利益率の高い投資案件を選んでいるの?
ソーシャルレンディング業者は、どうやって利益率の高い投資案件を選んでいるのでしょうか。
ここまで来ると、その疑問が沸いてきますよね。
だってつまり、投資家(お金を貸す側)がソーシャルレンディングをしたいと思ったとき、最も重要なのは投資案件を提供している運営サービスが信頼できるかどうか、なのです。
もしいい加減な審査をして、利益が出せずに貸し倒れのリスクが高い投資案件を出していたら・・・
当然、自分が投資したお金が返ってこなくなるリスクがあります。
ソーシャルレンディング業者はどのようにして利益率の高い投資案件を選んでいるのでしょうか。
審査の基準は各サービスで異なりますが、大体どこのサービスも、投資についての知識、経験、実績のあるプロフェッショナルが揃っています。
そりゃぁ自分たちだって、貸し倒れするような案件ばかりを揃えてしまったら、あっという間にニュースになってサービスを閉鎖せざる得ませんので、厳しい審査の元、投資案件を厳選しています。
maneoなどは、その厳しい審査に自信があるようで、公式サイトで過去の返済実績の一覧を載せています。
気になる方は是非見てみて下さい。
https://www.maneo.jp/apl/fund/repayment/info
ちなみにmaneoマーケット株式会社 代表の話によると2016年6月時点で貸し倒れをした事例は1件もないそうです。
・・・すごい優秀ですね。
そこまで良い案件なら銀行で借りられないの?
そうですよね、そんなに厳しい審査を通過した投資案件なら銀行で融資を受けれるのではないでしょうか?
ソーシャルレンディング業者に出ている投資案件で、銀行の審査を通らなかった理由としては、例えば利益率が高くても、事業の継続期間が短すぎて、お金が借りられないなどがあります。
ようは、銀行の貸し出し審査の基準を通れなかった投資案件です。
やっぱり事業の継続期間が短すぎたりすると、それだけで銀行にはリスクが高い!と思われがちなようです。
ですが、銀行の審査を通らなかったけれども、優良な投資案件(事業や会社)というのは山ほどあるのです。
そこに目をつけたのが、ソーシャルレンディング業者なのです。
勿論、利益率が高いからといってリスクがゼロな訳ではありません。
ソーシャルレンディングにもリスクはあることを、しっかり頭に入れて投資に望むようにしましょう。