銀行の審査を通らなかったのになぜソーシャルレンディングで融資を受けられるの？

一言に、銀行の融資を受けるって大変なんですよ…
企業や事業じゃなくても、個人で融資を受けるのも大変ですよ。

個人でも家を買う時にローンを組むと思います。
金利の低さや信頼度、特典などどこを取っても多くの人は銀行で融資を受けたいと思います。

ただ、勤続年数や職務内容、本人の経歴や他ローンの状況などによって審査を通ることが出来ずに銀行の融資を受けられない人がたくさんいると思います。

でも、例えば勤続年数の問題で審査に通らなかった人でも、転職したばかりで勤続年数が少ないだけで、毎月ちゃんと給料を受け取れる仕事を真面目にしている人だって多いと思います。

銀行の審査基準を通らなかったからといって、返済能力がないワケではないですよね。
そして、銀行で借りられなかった人はフラット35やノンバンク、その他住宅ローンを専門に扱う金融機関で借りるわけです。

ソーシャルレンディングも似たようなもので、銀行の審査を通らなかったからと言って必ずしも全部が全部悪い業者という訳ではないです。
ほんの少し銀行審査の基準に届かなかったけど、返済能力は十分にある業者もあるので、そういった事業や企業を対象に融資をしているという訳です。

ソーシャルレンディング業者だって、融資したお金…
投資家から集めている資金を返済できなかったらヤバイですから、そんな不安要素があるところには貸付は行わないと思いますよ。

「ぱーぷる」さんからの回答

私はクラウドバンクというソーシャルレンディングのサービスで投資を行っています。
そこに、融資を受けている案件について、少し説明があるので紹介しますね。

まず、ぱーぷるさんも書いている通り銀行融資を受けるには数々の難問があります。
例えば業歴の短い企業だったり、前期決算が赤字になってしまっているような企業は、最近(登記)の財務状況が良くても融資を断られる可能性が高くなります。

また借入期間が短い案件や、融資額が少額の案件も審査の手間に見合わないと審査を受けさせてもらえない場合もあるようです。

そういった理由で審査を受けられなかった、通らなかった企業や事業に対し、クラウドバンクは銀行よりも柔軟な融資審査を行っています。
業歴や借入期間、借入額などの融資条件ではなく『返済の確実性』という部分にフォーカスして審査をしています。

しっかりと返済できる理由があるか、または融資された金額を保全できるだけの担保があれば融資を検討するといった対応を取っているようです。

案件の審査に関しては財務諸表や信用情報を基に専門家がきちんと分析を行い、会社訪問、社長面談などを通じて定性的な調査を行っているそうです。
その後で、融資審査会を開催し、複数名による最終的な判断のもと融資の実行が決定されているとのことです。

クラウドバンクより

上記はクラウドバンクで公開されている銀行とクラウドバンクとの審査基準の比較です。

これを見ても分かる通り、いくら優良な企業や事業、プロジェクトであっても銀行の審査基準では通らないこともあると思います。

そんな『惜しい』企業や事業、プロジェクトを対象にクラウドバンクは窓口を開いているというわけです。
これはクラウドバンクだけでなく他ソーシャルレンディング業者でも同じような感じだと思います。
※審査の内容に関しては各業者で違うと思いますが…

なので、決して危ない危険なところへの融資を行っているわけではないんだという事が分かります。
もしそうだったとしたら、とっくに貸し倒れだらけになって大きなニュースになっているんじゃないですかね。

…と言っても、確かに質問者さんの言う通り貸し先の詳細は書かれていないので、用は案件を提供しているサービスのことを信頼できるかどうかという事になりますけどね。

こればっかりは100％の保証はありませんし、私もそのリスクは覚悟の上で投資をしています。

ソーシャルレンディング業者側もそんな投資家の不安を少しでも解消するために担保付の案件を提供したり他にも様々な工夫をしているんだと思います。

そういうところを見た上で、投資をするかしないかを自分で判断したら良いのではないでしょうか。

「グエン」さんからの回答