HOME › ニュースなどでよく出てくるインサイダー取引って何のことですか?

インサイダー取引とは

Q:株式投資に関するニュースで、「インサイダー取引」って何のことですか?
話題になっているニュースで言うと村上ファンドで騒がれているニュースが記憶に新しいと思います。

ニュースを見ていても、イマイチ理解が出来なかったので初心者にも分かるように簡単に教えて欲しいです。
宜しくお願いします。

この質問に関しての回答

インサイダー取引というのは、簡単に説明すると
「インサイダー規制の対象者が会社の重要な事実を知っていながら、その情報が公開される前に、その会社の株券や新株予約権証券などを売買してしまうこと」 です。

まだ説明が難しいですね。
まず、「インサイダー規制の対象者」というのが誰かというと

・会社の内部の人
・情報受領者

の2つに分けられます。
会社の内部の人」というのは社員は勿論、アルバイトや退職後1年以内の人も該当します。
また大株主、顧問弁護士など会社と契約をしている人や企業もその対象となります。 意外に多いですね。

情報受領者」は会社の内部の人から直接、重要事実を聞いた人のことを言います。

次に会社の「重要な事実」ですが、どういった内容が「重要な事実」となるのでしょうか。
それは、投資家の判断に大きな影響を与える「重要な事実」のことを言います。

例えば「新製品や新技術の事業化」だったり「業務提携」「合併や会社の分裂」「業務上で発生した損害」…
など、他にも色々ありますが、そういった内容が「重要な事実」として挙げられます。

インサイダー取引は、これらの重要な事実が世間に発表される前に、その銘柄の株を売買して、他の人より有利に取引を行ってしまうことです。

ようは、ズルですね。

例えば・・・
スーパーで働く主婦Aさん「奥さん、このあたりのスーパー、来週から野菜が3倍に値上がりするらしいのよ。」
主婦友Bさん「え!それは嫌ね…今週中に欲しい野菜は買っておかないと!」

まさにこれです。
Bさんは他の人が知らない情報を誰より早く知ることが出来、値上がりする前の野菜を買い占めることが出来ます。

更にBさんが「この安く買った野菜を、来週スーパーで高くなってから、私が近所で2倍で売っちゃお♪」
と、多めに買った野菜を2倍の価格で売り、儲けました。
スーパーで働く主婦Aさんの気持ちも踏みにじった、ヒドイ行為ですね。。。

とまぁ、こういったBさんのような「ズル」を禁止しているわけで、株式投資の市場でも投資家の公平性を保つために、インサイダー取引を禁止しているのです。

これ結構知らないでやっちゃってた!っていう人もいると思います。
質問者さんや、これを読んでいる人の中にも、売買まではしていなくても自分と一部の関係者しか知らない情報を誰か他の人に話してしまった、といったことはあるのではないでしょうか?

もしかしたら大きな出来事に繋がってしまうかもしれないので、よく注意してくださいね。

「仮名メイ子」からの回答

│ 記事投稿日 : 2016年8月5日 │ その他, 用語集 │ 

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