クラウドファンディング開始後でもリターン未完成はあり得る?
Q:クラウドファンディング開始後でもリターンが未完成って有り得ますか?
クラウドファンディングが開始されても、リターン制作中もしくは未完成と言うケースはあり得ますか?
この質問に関しての回答
意外とプロジェクト開始した後も、リターンが製作途中または未完成っていうパターンはよくあります。普通です。
新商品の開発なんかだと、プロジェクト成功後に完成した新商品を送る・・・・・・なんてのはよく見る気。
クラウドファンディングは、まだこの世にない商品の企画・開発、サービスの立ち上げなど実在しない物に対して支援を行う側面が強いです。
プロジェクト成功後に集まったお金で開発した商品をリターンとして受け取るプロジェクトは、普通にあります。
最近は、既に完成した商品に対してクラウドファンディングが実施されることもあります。
その場合は、商品が既にある状態で集まった金額を元にリターンが発送されるので、安心感はありますね。
「映画好きですよ」さんからの回答
新商品開発のプロジェクトの場合、完成した商品がリターン内容となります。
その為、クラウドファンディングが開始されても、資金が集まらない限り、リターンが未完成のままという事になります。
目標金額が集まってプロジェクトが成功しても、リターンが完成せずに支援者に届けられない・リターンの制作が遅れて手元に届くのに時間がかかるというのはデメリットだと思います。
リターンが未完成のプロジェクトを支援するのは結構リスクを伴う場合があります。
実現可能か・どんな人がクラウドファンディングを立ち上げたのか・・・・・・など、内容をしっかり確認しておきたいです。
新商品や新企画などのクラウドファンディングが成功して、リターンを得た時の感動はデメリットを帳消しにする位の大きさかもしれませんね!
「映画は邦画派」さんからの回答
この間ニュースで見ましたが、「この世界の片隅に」映画クラウドファンディングの件を思い出しました。
この映画も、企画段階で業界の間では「ヒットの要素が見当たらない」と評価されて、資金調達が難航していたようです。
クラウドファンディングを活用して、一般の人々から制作資金を寄付してもらって、制作と公開にこぎつけた・・・・・・という流れですね。
クラウドファンディングで集まった資金は約3900万で、国内の映画クラウドファンディング史上最高額だそうです。
目標金額が2,000万円だったらしいので、大幅にクリアしていますね。
支援したファンがSNSで宣伝隊長として評判を拡散してヒットに繋げたと聞いて、相互で連携の取れたクラウドファンディングの理想形じゃないかなって感じます。
支援者への返礼(リターン)はどうするかって言うのも、結構色々考えたみたいですね。
映像系のクラウドファンディングでは当時、作品のDVDやBDを返す例が多かったそうです。
もし公開まで行かなかった時を考えて、映像記録をあげてしまうのはちょっとマズイのでは・・・・・・?と思ったんですが、「この世界の片隅に」のクラウドファンディングの場合は「最大のリターンは映画を作って見せること」と言う結果に落ち着いたそうです。
なるべく多くのお金を映画に回して支援者の気持ちに添おうと、作品が完成するまで応援してもらえそうなリターンにしたのは上手だなと思いました。
実際に用意したリターンは、4つだそうです。
・制作の進ちょくを伝えるメールが届く「制作支援メンバー会員」になる
・こうの史代さん描きおろしイラストつきの「すずさんから手紙」が届く
・片渕須直監督を囲むミーティングに参加できる
・本編のエンドロールに名前をクレジットする
支援額によって、得られるリターンもちょっとずつ違うようです。
スピーディに資金が集まったらしい結果を見ると、お金の集まりにくい作品や商品こそ、意外と隠れたニーズがあるのかもしれませんね。
「映像系クラウドファンディングは今後も注目!?」さんからの回答