メザニンローンとは?
Q:オーナーズブックという投資型クラウドファンディングサービスで取り扱われているファンドに関して質問です。
ファンドの詳細に、「運用タイプ:メザニンローン」って書いてあるファンドが多いんですけど、このメザニンローンって何ですか?
投資に関して素人なので、分かりやすく教えて欲しいです。
宜しくお願いします。
この質問に関しての回答
メザニンローンは、シニアローン(銀行融資)と比較して、返済順位が後になる借り入れのことです。
企業がお金を集めたいと思った時、通常であればまず銀行に融資を依頼します。
しかし、銀行の融資だけでは目標としていた資金全額を借りられない場合があります。
そのような場合に、残りの足りない分をメザニンローンで借入するのです。
メザニンローンは銀行の融資よりも敷居が低く、審査などのハードルが低めなのが特徴です。
ただシニアローンより優先順位が後になる為、借り手側が返済できなくなり、担保を処分してローンを回収しなければならなくなった場合、まずシニアローンが回収した後で、余った分からメザニンローンへの返済に充てていきます。
よってメザニンローンは、返済金を回収する部分でリスクが高めになります。
「ぐっとめん」さんからの回答
メザニンローンの分かりやすい例題を出しましょう。
例えばここに、1,000万円の不動産の購入を考えている人がいます。
ですが、その人はどう頑張っても300万円しか現金を持っていなかったので、残り700万円を借りようと銀行に融資を依頼します。(シニアローン)
ところが銀行からは、500万円しか借りることが出来ませんでした。
300万円+500万円=800万円。
残り200万円、資金が足りません。
そこで、その足りない200万円をどうにかする為に、メザニンローンを利用します。
メザニンローンは上記の例のように、自己資金とシニアローンを合わせても足りない部分の資金を対象とする融資を言います。
シニアローンに比べて返済時のリスクが高くなるため、融資の条件として担保を設定するケースが多いです。
「れんこん」さんからの回答
メザニンローンは、銀行融資などでお金を借りたけど、それでも足りない場合に借りるローンです。
シニアローンと比較して若干リスクが高くなるので、金利がシニアローンよりも高かったりします。
ですが、返済方法に関して借り手との間に合意があればある程度自由が利くため、利用しやすい点も多いです。
オーナーズブックでは、不動産投資におけるメザニンローンは「ミドルリスク・ミドルリターン」だと公式HPにも記載があります。
まだメザニンローンの市場規模が小さい為、日本では知名度が低いのも現実です。
不動産投資が一般的なアメリカなどの海外では市場規模も大きいのですが、日本では市場が大きくなるのにもう少し時間が掛かるんじゃないかと思います。
「ミロ」さんからの回答
この質問・回答で紹介されたサービス
OwnersBook(オーナーズブック)
OwnersBook(オーナーズブック)は不動産投資特化型の投資型クラウドファンディングサービスです。
全案件1万円から投資が出来る他、SNSを通じて投資家同士コミュニケーションが取れる点が特徴的です。
そんなオーナーズブックで提供されている案件のほとんどは、メザニンローンで運用されているファンドです。
つまり銀行融資などシニアローンでの融資を受けた上で、足りない資金をオーナーズブックで借入しているという事になります。
勿論、他で受けている融資が銀行融資だけとは限りませんが他でも信頼されて借り入れが出来ている案件だという安心感があります。
逆に、借り手が返済できなくなった場合にシニアローンより優先順位が低いというデメリットもありますので、しっかり頭に入れて投資を行う必要があります。
│ 記事投稿日 : 2017年3月6日 │ OwnersBook(オーナーズブック), ファンドについて, 用語集 │