ノンリコースローンとは(ソーシャルレンディング)
Q:ソーシャルレンディングのサービスでmaneoってあるじゃないですか。
そのmaneoで募集されているファンドの詳細に書かれている「ノンリコースローン」って何ですか?
maneoの他にも書いてあるサービスってあるんですかね??
宜しくお願いします。
この質問に関しての回答
日本では「リコースローン」がよく使用されているローンになります。
個人が家や車などを購入する際の住宅ローンなんかもリコースローンに当てはまります。
一方で、「ノンリコースローン」というのはアメリカなどの海外でよく使われているローンのことを言います。
「リコースローン」とは
家や車など高い買い物をする際、ローンを組んで借りたお金に金利分を足した金額を返済していくのが一般的なローンです。
ですがもし何かが起きて返済が出来なくなった場合、返済できない分を何とかして返していくのがリコースローンと呼ばれています。
例えば土地や建物を売ったり、事故などに合って仕事が出来なくなり、ローンの返済が出来なくなった場合などには保険金で賄うと言った方法です。
「ノンリコースローン」とは
万が一ローン返済が出来なくなり、家や車などを差し押さえされ、売ることになった場合、それがいくらで売れても担保に設定している物件を手放せば借金がゼロになるというローンです。
「レック」さんからの回答
例え話を出して説明しましょう。
例えば4,000万円する家を35年で住宅ローンを組んだとします。
その10年後に事故や病気などになって仕事が出来なくなり、ローンが返せなくなったとします。
自分の家が建っている土地や建物には、銀行が抵当権を設定しています。
ローンが返せなくなった場合はそれらが差し押さえられて、売却されます。
その売却資金を残りのローンにあてるのですが、それでもお金が返済しきれない場合があるとします。
その家が3,000万円でしか売れずに、残り200万円ほどローンが残ってしまうとします。
勿論、ローンを組んだ人はこの200万円をどうにか返済しなければいけません。
この方法がリコースローンと呼ばれているものです。
ここでもし担保を持っていた場合は、その担保を手放せばローンはゼロになります。
ここで出る差額(200万円分)は銀行が損失を出すだけで、ローンを組んでいる人はローンが残りません。
これが「ノンリコースローン」と呼ばれるローンです。
これ、聞いていると絶対ノンリコースローンの方がいいって思うんですけど、銀行側がリスクを負うことになるので、金利が高くなりますし審査も厳しいです。。
個人が組むローンで国内ではノンリコースローンで組んでいる人はあまりいないと思います。
「嵐」からの回答
この質問・回答で紹介されたサービス
maneo
maneoは、日本で一番最初にサービスをOPENしたソーシャルレンディング業者です。
maneoの募集ファンドでは、いくつかの案件でノンリコースローンの文字が記載されています。
maneoは、融資先にノンリコースローンで貸し付けを行っている場合があるのです。
※全案件ではありません。
これにより、もし貸し倒れが起きた場合でも、融資を受けた業者は担保を売却して、返済した金額以上のお金は回収できない仕組みになっています。
そういった業者はいくつもの案件で資金を募集し、案件ごとにリスクを限定させているのかと思います。
ノンリコースローンだからといって貸し倒れリスクが高まるといったことではないです。