投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット(リスク)
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を始めるにあたり、事前に知っておいた方が良いのがメリット・デメリット(リスク)です。
特に初めての投資にトライする人は、気になる点だと思います。
当サイト管理人も投資をやっていますが、メリット・デメリットを事前に知っているか、いないかの違いは投資をする上でも重要なポイントだと思います。
このページでは投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット(リスク)について、投資初心者向けに詳しくまとめていますので、しっかり確認していきましょう。
投資型クラウドファンディングのメリット
・1万円からなど、小額から投資可能 貯金少なくても始めやすい!
・運用期間が短期の案件が多い 最近、特に多くなっているように感じます。
・毎月、分配を受け取れる案件が多いやっぱり毎月お金が入るって嬉しい。
・専門知識がそこまでなくても始めやすい 当サイト管理人もやりながら学びました。
イチ個人の投資初心者から見た、投資型クラウドファンディングのメリットです。
他にも細かいメリットはたくさんあるんですが、特に強く感じる点をまとめてみました。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)最大の魅力と言われているのが、利回りが高い点。
サービスによって設定利回りの数字は異なりますが、5%~15%ラインの案件が多くあります。
銀行の定期預金は利回り0.001%とかなので、比較したらどれだけ違うのか分かります。
この利回りの高さはバブル時代の金利の高さ並みでしょう。
何故、こんなにも高い利回りを受け取れるのかというと、一番大きな理由としては、
高利回りでも、返済できる能力を持った融資先(お金を借りたい中小企業や事業など)がたくさんあるからです。
これらの企業は様々な理由により銀行から融資を受けることが出来なかった企業です。
ですが、銀行からお金を借りられないからと言って危ない企業ばかりという訳ではないのです。
まだ設立年数が短いとか、銀行から借りるには規模が小さいとか、厳しすぎる銀行の審査基準に通らなくて融資を受けられない企業は山のように存在します。
そんな企業や事業に融資をする為、立ち上がったのがソーシャルレンディングという訳なのです。
高利回りでも返済能力が十分にある事業や企業を選出しているから、ここまで高利回りを設定することが出来るのです。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)では、1万円から投資が出来るサービスも多々あります。
中には全案件、1万円から投資可能なサービスもあるなど、予算が少ない金額から投資を始めたい人にもおすすめです。
やはり、まだまだ新しい市場なのでいきなり大金を投資するのはちょっと不安、、、という人もいると思います。
1万円からだったら、1、2回試してみようかなとチャレンジする人も多いでしょう。
サービスによって最低投資金額は違いますが、小額からお試し感覚で資産運用を始めることが出来る、という点は大きなメリットだと思います。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の1案件の1運用期間は短いもので1ヶ月、長いもので36ヶ月と、短期から長期まで、様々なタイプの案件があります。
最初は長期間の案件に投資するのが怖いという人は、短期のファンドを選んで投資をすることも出来ます。
ソーシャルレンディングは自分が投資した案件の運用が開始されると、その案件が終了するまで途中でキャンセルすることが出来ません。
なので、出来れば短期間の案件に投資したい!という人向けの短期案件がたくさん揃っていますので、最初は短期案件からはじめて、徐々に長期間の案件に投資をするということも出来るのです。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は【毎月分配型】案件を取扱っているサービスが多いです。
利息のみ受け取れるのか、利息+元金を受け取れるのかはファンドの返済方法によって異なりますが、やはり毎月お金が入ってくるのは嬉しいです。
個人的には毎月、入金される分配金を見ていると他のファンドにも投資してみようかなという気持ちにもなってくるので、毎月分配型の案件が多い点もメリットの1つなのかなと思います。
サービスの仕組みなどは学んでおいた方が良いと思いますが、私もほとんど知識がない状態でスタートしました。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、口座開設手順や投資までの方法、管理画面の操作方法などが、ほとんど直感的に行えるサービスが多いです。
投資をしていく上で、ファンドの詳細情報に分からない専門用語が合ったら調べて見るなど、最初はそんな感じでスタートしました。
最初の方に投資をしたファンドも、絶対にこれが良い!などの理由があったわけじゃなく、
「何となく良さそうだったから」という感じです。
その後、段々と仕組みや専門用語などを学びながら今も資産運用を続けています。
勿論、最初から理解した上で始めるのが良いと思いますが、個人的には「やりながら学べる投資」とも思っています。
投資型クラウドファンディングのデメリット(リスク)
・貸付先の詳細が分からない ファンドの情報しか載ってません。
・途中キャンセルが出来ない 優柔不断だと迷うかも…。。
・為替リスクがある 海外投資案件は注意!
続いて、デメリットやリスクをまとめてみました。
投資型クラウドファンディングのデメリットは、デメリットでもあり注意しなければいけないリスクだったりするので、それぞれまとめて紹介します。
デメリット・リスクは特に投資を始める前にしっかりと把握した上で挑んでほしい点です。
後々「そんなの知らなかった!」では済まない事もありますので、是非とも読んでほしい項目です。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、元本保証がない金融商品です。
元本保証がない為、最も怖いリスクと言われている貸し倒れが起こる可能性があります。
簡単に説明すると、投資したお金が返ってこないリスクがあるという事です。
今のところ、国内ソーシャルレンディング業者で貸し倒れが起きた例は1つも発生していないそうですが、これからもそうだとは限りません。
投資した案件の運用会社が突然倒産したり、業績悪化などの理由から返済出来ないということも起こりかねません。
投資家は、いつかどこかで、もしかしたら自分が投資した案件が貸し倒れをするかもしれない、という事を常に頭に入れておく必要があります。
ただ、各ソーシャルレンディング業者でも、そのリスクが起こる可能性を考えており、様々な対策を立てています。
一番多いのは、融資をする条件として、担保や保証会社があることを必須にしている事です。
もちろん全サービスではないですが、中には全案件担保付きの案件を提供しているサービスもあります。
投資家は貸し倒れが発生した際、どのような対策を打つ予定で運用しているのかもチェックしておくと良いかもしれません。
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)では、貸付先に関する情報が公開されていません。
サービスの仕組み上、法律的な問題で「誰にお金を貸すのか」の詳細情報を記載することが出来ないのです。
とはいっても投資家としては、やはり自己資金を投資するわけですから、どんな企業や事業にお金を貸すのか分からないのは不安になります。
こればっかりは貸付先を選んだソーシャルレンディング業者を信用するしかないのです。
ソーシャルレンディング業者もその投資家の不安は理解しているので、少しでも安心して資産運用が出来るよう、数々の対策を打っています。
それらを自分の目で確認した上で、サービスを信頼して投資をするかどうかを判断するのは投資家自身です。
確かに貸付先の情報は開示されていませんが、どういうプロジェクトに投資をするのか、ファンドの情報に関しては公開されていることが多いです。
そういった情報もチェックした上で、投資運用を始めていくのが良いのかなと思います。
メリットの話の中でも少し書きましたが基本、投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)では、一度運用が開始された案件に関しては、途中で解約したりキャンセルすることが出来ません。
投資した案件の運用期間中に、途中で資金を手元に下ろしたいなと思っても、運用期間が終了するまでは手続きを行うことが出来ません。
ですので、そのことを考えた上で投資するファンドの運用期間を選ぶ必要もあります。
あまり長い時間、ロックされてしまうと困る資金を長期間のファンドに投資しないよう注意しておきましょう。
また、長期間自分のお金が手元に戻らないので、そうなっても困らない金額を投資するようにしましょう。
海外案件に投資をする場合は、為替リスクにも気を付けなければいけません。
為替リスクとは、為替の変動によるリスクのことで、急に為替の変動が起きた場合、為替差損(逆に為替差益になる場合もあります)が起きる可能性がある、というものです。
そのタイミングでお金が戻って来たとしたら100円しか返ってこないので、20円分の損失が出ます。
イメージで言うとこういう感じです。
逆パターンもあるので、リスクでもある反面、利益を増やすチャンスでもありますが、ソーシャルレンディングの場合、運用期間が長かったり途中キャンセルなどが出来ない為、個人的にはリスクの方が高そうだと感じます。
ただ、この為替リスクの対策を打つために、為替ヘッジありの案件(為替リスクの影響を受けない案件)を提供しているサービスもあります。
為替ヘッジ有り・無しの案件を提供しているかどうかは、サービスによって異なりますので、ファンドの詳細情報をよく確認するようにしましょう。
まとめ(初心者には難しいの?)
投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を始める上で、知っておいた方が良い代表的なメリット・デメリット(リスク)をいくつかご紹介しました。
当サイト管理人も投資をしていますが、個人的に投資の中では割と初心者向けで、始めやすいと思います。
FXや株式投資などと比較しても、チャレンジしやすい金融商品だと思っています。
ソーシャルレンディングは「ミドルリスク・ミドルリターン」な金融商品と言われているだけあって、リスクは少ないけど見返りも多くないといったイメージがあります。
ソーシャルレンディングで一発ドカーンと大金を稼げる!
・・・という感じではないけれど、ある程度時間をかけながら、コツコツコツコツ資産を増やしていく。
日本昔話の「うさぎとかめ」だったらうさぎがFXで、かめがソーシャルレンディングというイメージです。
唯一、一番気になるデメリットだなと思うのは、やはり元本保証がない・貸し倒れリスクです。
貸し倒れリスクのことを考えると、少しめんどくさいかもしれませんが投資案件を複数に分けたり、利用サービスを複数社使ってみたりと、リスク分散させるのも良い方法だと思います。
私も複数社を複数のファンドに投資を行ってリスク分散をしていますが、複数社を使うことによって実はもう1つ良いところがあります。
それは色んなタイプの業者を使うことによって、どの業者が自分に合っていて、投資しやすいか、資産運用しやすいかを色んなサービスを使いながら比較することが出来る点です。
特に最近では、各サービスそれぞれにしかない特徴を持った業者が次々と出てきています。
キャッシュバックキャンペーンを行っているところや、SNSを通じて投資家同士コミュニケーションが取れるところ、不動産投資特化型、海外投資特化型、再生可能エネルギー特化型・・・
異なる特徴を持ったサービスを使うことで、自分に合う合わないを見つけることが出来るのです。
実際に私も今使っている業者の中で、一番好きな業者があります。(笑)
サクラっぽいのでどのサービスが一番好きなのかは書きませんが、私が実際に投資しているサービスだけ紹介しますね。
皆さんも、投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)で投資を始める際は、メリットやデメリット、リスクを知った上で自分に合った資産運用方法を探してみて下さい。
当サイト管理人が資産運用してるサービス
maneo
maneoは数ある投資型クラウドファンディング業者の中でも、総合的に評価が高いサービスだと思います。
日本国内で最初にサービスを開始しただけあって、業界でも常にトップを走り続けています。
提携サービスも年々数を増やし、ここ数年見てもますますサービス規模を大きくしていることから、信頼度・安心感も高くなっています。
maneoは投資型クラウドファンディングを始めるなら、一番最初に口座を持っていても間違いないかなと思えるサービスだと思います。
Crowd Bank(クラウドバンク)
クラウドバンクは、日本クラウド証券が運営する投資型クラウドファンディングです。
個人的な意見ですが、数ある業者の中でも最も女性にオススメ出来るサービスなんじゃないかと思っています。
次の手順への誘導の仕方がとても丁寧で、使う人のことを良く考えてくれているなと感じ取れる操作性。
管理画面も見やすく分かりやすいので、使っていて一番楽だと思えるサービスです。
またクラウドバンクで取扱いのある再生可能エネルギー案件は女性投資家にも人気が高いようです。
LCレンディング
LCレンディングは不動産事業にめっぽう強いLCホールディングス株式会社が親会社です。
LCグループ(JASDAQ上場)の一員という信頼感は数ある業者の中でもトップクラスをいくサービスです。
「ファンドの運営・管理」「不動産の管理」「案件と投資家を結ぶ」をLCグループ3社がそれぞれの強みを最大限に発揮しています。
それにより、投資家が安心して資産運用を行える環境創りが出来ているなと感じられるサービスだと思います。